灰野文一郎展

我が郷土にゆかりのある芸術家の
展覧会が目につく。
灰野文一郎さんもその一人だ。

灰野さんは新潟県生まれだが、宇都宮商業高校や作新学院の
教師としての時代があった。
当初、宇都宮の風景や生物を中心とした身近な話題を描いていた。
戦後、那須の山々、日光の風景を多く描き始める。
雄大な山々、広がる裾野、かかる雲の表現は独特なものだ。
筆のスピード感。流れる雲は「灰野の雲」と呼ばれたそうで
雲をみるたびゆったりした時間の移ろいを感じる。

雲の表現を遠くから、近くでよくみると、横に流れる筆使い、
縦、斜めに運ぶ筆致、そして形も様々と雲の表現が豊かである。
まさに、自然の風景に欠かせない雲の存在を強く感じた。
また、静物画にしても華やかな色彩になりがちだが
枯れたひまわりを描いたり、朽ちた姿を巧みに描いている。
太陽のような印象のひまわりだがそのギャップが面白い。
色合いは静かで暗めだが、筆の運びのリズミカルさが
風景や静物画の深まりを感じさせてくれる。

灰野の雲、好きになったな。

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