自然界とコロナ

不要不急の外出要請と裏腹に自然の移ろいが外に誘う。
花粉症といわれながらも、桜や菜の花をみたい。
いつもの移ろいをみたく近くの名所で出かけた。

琵琶塚古墳の桜と菜の花、江戸の舟運乙女河岸。
昨年のこの時期の手帳をみると、二週間くらい早いのだが。
新型コロナの感染拡大の上を桜前線が通り過ぎようとしている。
外にでたいがチョット二の足を踏む。
いつもの桜スポットのイベントはすべて中止だ。
春の自然界はコロナの感染拡大と無関係なように花開く。
万全な備えをして、川べり、公園内を歩くのだが、
やはり、シーズンとわかっていても人は少ないな。

乙女河岸公園は土手の思川千本桜と菜の花の饗宴が素晴らしい。
この場所を見つけたのは三年前。
当初は菜の花が一面に咲き乱れるとの話から来たのだが
なんと千本桜が咲くとさらに映えるのだ。
約十年前に、この土手に思川桜の里親として市民が植えたという。
里親カードをみていくと、様々な市民の思いが伝わってくる。
新築記念、家族の健康を祝い、子供の誕生祝い、入学祝、友人の証記念
末永く記念に還暦記念などなど桜の木一本一本に思いが込められている。
十年前に植えた桜が、こんなに大きく成長している。
里親たちの思いはひとしおだろうな。

そんな感慨にふけっていると、川岸には昨年の台風十九号の爪痕が残る。
大きな流木に絡みつく残材やゴミの跡、川岸もえぐられている、
水没し荒れたグランドの土慣らしの跡などなど。
それでもいつものように菜の花が咲き乱れ、思川桜が咲いている。
あんな大水害でズタズタになっても、いつものように花開き
一年をスタートしているのだ。
コロナ騒ぎの地球なのに、しぶといな、強いなと思う。

菜の花を積んでいるご婦人方があちこちにいる。
お浸しにでも使うのかな。
のどかな景色を眺めていると、外出自粛の罪悪感がスート抜けるようだ。
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東京オリンピックが延期

東京オリンピックが延期になった。
新型コロナウイルス感染拡大が止まらないからだ。
延期はオリンピック史上初めてのことだという。

中国武漢で起きた新型コロナ、当初はパンデミックになろうとは
誰が予想しただろうか。
日本でも、寄港した豪華クルーズ船、ダイヤモンド・プリンセスから
端を発し大変なことになった。
水際対策、隔離、市中感染、濃厚接触者、クラスター、都市崩壊などなど
多くの言葉も飛び交った。全世界でコロナ感染拡大と闘っている。
早い終息を願うばかりだが、延期発表から間もなく、
首都東京に外出自粛の要請が発表された。
人が動くことでの感染リスクが高まるコロナ、むしろ、北海道より
早く自粛要請がでるだろうと思っていたのだが。

誰かが「呪われたオリンピック」と揶揄したように、
未知の驚異を表す言葉には、不安を増幅する響きがある。
世界的イベントには予想もしない大きな壁が立ちふさがるものだ。
多勢の人が、頭の隅では開催は無理だろうなと思っていた。
それでも、平和を願うスポーツ祭典として継続してきた歴史がある。

聖火ランナーに選ばれた人たちや、準備に膨大な時間をかけた方々など、
その想いは複雑でもある。でも、中止ではない。
二〇二〇東京オリンピックとして再生できるのだ。
多くの課題はあるものの、難問を克服したあかつきの祭典は
感激もまたひとしお、頑張ろう。

百三歳で聖火ランナーに選ばれた地元のおばあちゃん、
無理せずトレーニングに励んでください。
来年、その姿をみるからね。